元請けは儲かる？下請けとの比較と元請けとして稼ぐ方法

目次

1）元請けと下請けの関係性
2）下請けが稼げないのはなぜか
　2-1）理由①：元請けに依存している
　2-2）理由②：依頼人と元請けの契約金額が安い
　2-3）理由③：営業スキルがない
3）元請けとして稼ぐ方法
　3-1）営業スキルを高める
　3-2）お客様と定期契約を結ぶ
　3-3）くらしのマーケットに登録する

1）元請けと下請けの関係性

まず、元請けと下請けそれぞれを説明すると以下の通りです。

元請けが下請けに発注する際は、利益が出るような価格を設定して下請けに依頼します。そのため、下請けになればなるほど利益は少なくなります。

立場や依存度からも、元請けから提示された価格や仕事内容に関して、下請け業者が変更を求めることは難しいと言えます。

上記の関係性からわかることは、利益をあげるには下請けの仕事ではなく、直接仕事を受ける、元請けの増やすことが重要だということです。

下請け業者は元請け企業に依存してばかりではなく、営業スキルを身につけて自社が直接仕事を受けられるようにならないと儲けることはできません。

本記事の後半では、元請けとして稼ぐ方法をお伝えしているので、参考にしてみてください。

2）下請けが稼げないのはなぜか

元請けと下請けを比較すると、稼げるのは元請けです。下請けが稼げない理由は以下の3つです。

1. 元請けに依存している
2. 依頼人と元請けの契約金額が安い
3. 営業スキルがない

一つずつ解説していきます。

2-1）下請けが稼げない理由①：元請けに依存している

下請けが元請けに依存しすぎていると、稼ぐことができません。

元請けから提示される仕事の価格は、元請けが利益をあげられるように、かなり低価格で提示されることがほとんどです。下請けになるほど同じ仕事内容でも価格が低くなるので、末端の下請け企業が得られる利益は、大元の20%以下になる場合もあります。

しかし、下請けは下手に価格などの交渉をして依頼がなくなると困るので、低価格でも条件が厳しくても受けるしかありません。

立場を利用して、低価格や条件が厳しい仕事内容を提示する元請けは珍しくないので、早めに下請けから脱却する必要があります。

2-2）理由②：依頼人と元請けの契約金額が安い

そもそも大元の依頼人と元請けの契約金額が安い場合、下請けに提示される価格はさらに安くなってしまいます。

この場合、元請けは自社の利益を考えると、下請けに低価格で依頼するしかありません。

上記の場合でも、下請けは元請けとの関係が切れると困るため低価格でも仕事を断れず、自社の経営が悪化するという悪循環に陥る可能性があります。

2-3）理由③：営業スキルがない

下請けは営業スキルがなくても、元請けから一定の仕事を受けることができます。

このような構造なので、下請けに営業スキルがない場合が多いです。営業スキルがないと直接仕事が受けられず、下請けの仕事を続けるしかありません。

元請け以外の取引先から直接仕事を獲得し、下請け脱却へ向けて進むことが大切です。

3）元請けとして稼ぐ方法

元請けとして稼ぐ方法として以下の3点をお伝えします。

• 営業スキルを高める
• お客様と定期契約を結ぶ
• くらしのマーケットに登録する

元請けとして必須なスキルから、クリーニング業界などに効果がある方法もお伝えするので、自社で活用できそうな方法があれば参考にしてください。

3-1）営業スキルを高める

まずは、営業スキルを高めることが大切です。営業がうまくいき、直接仕事を受けることができれば下請けから脱却できます。

営業スキルを高めるには、自社の強みやセールスポイント知る必要があります。競合他社と自社を比較し、自社だけの強みや優れているポイントを洗い出し、前面に売り出していきましょう。

下請けでは営業スキルが求められる場面は少なかったかもしれませんが、元請けでは必須のスキルです。営業スキルを身につけて下請けから脱却を図りましょう。

3-2）お客様と定期契約を結ぶ

企業との仕事だけするのではなく、個人のお客様との仕事も受けることで売り上げを伸ばすことが可能です。業界にもよりますが、個人のお客様と定期契約を結ぶことをおすすめします。

ハウスクリーニングや家事代行の事業者を例にすると、一般のお客様と数週間・数ヶ月ごとに清掃や家事代行を行う契約を結ぶといった感じです。

定期契約を結ぶと依頼の度に事業者を比較する必要がないので、お客様側には事業者の選定にかかる時間と労力をカットできるメリットがあります。

営業をしなくても一定のスパンで仕事がもらえるので、営業の費用や労力をかける必要がないという点で、自社にも大きなメリットがあります。

このように、定期契約を結ぶことができると、お客様と自社のどちらにもメリットが生まれるので、元請けとして稼ぐ際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

3-3）くらしのマーケットに登録する

くらしのマーケットとは、ハウスクリーニングやエアコンクリーニング、家事代行など数多くのくらしに関わるサービスを提供できる自営業者や個人事業主と、それをしてほしいお客様とを直接つなぐサイトです。

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