個人事業主の生活費はそもそも経費になるの?帳簿の付け方から管理方法までを徹底解説!

個人事業主は生活費をどうしているのか、気になる方も多いと思います。今回はそんな個人事業主の方の生活費のまかない方法や、帳簿の付け方を徹底解説します。

 

1.個人事業主の生活費はどうやってまかなうの?

そもそも個人事業主は給与という形態がありません。会社員であれば給与という形で毎月一定の額が支払われますが、個人事業主に関しては、事業主に対して給与を払うことはできないため、給与という概念がないのです。

その理由は、個人事業主の場合は、売り上げから経費や税金を引いた分の金額を、すべて自分の利益にすることができるからです。

そのため、個人事業主は個人の売り上げから生活費をまかないます。

 

ただし、この売り上げから出す個人の利益の金額は、決算まで確定しないのです。決算とは、1年間の収入と経費を調整し、そこから利益を出すことです。個人事業主の決算日は12月31日となるので、その日まで利益を決算できないということになります。

ですが、生活費は毎月必要なものです。では決算前に生活費を捻出するには、一体どのようにすればいいのでしょうか?

 

2.個人事業主の生活費の捻出方法

個人事業主は生活費を「事業のための資金から事業主に貸し付ける」という形で捻出します。これを事業主貸といいます。

お金を貸し付けるというと、どこからかお金を貸してもらうイメージですが、これは「事業を行なっている自分」から「プライベートの自分」がお金を借りるイメージです。そのため、返済などは発生しません。

また、個人事業主の生活費や税金、年金などは、経費には計上できないため、事業とは関係ない支出になります。そのため、事業主貸という形で「自分という事業主」からプライベートに必要なお金を借りる、というような仕分けをする必要があるのです。

逆に今度は、「プライベートの自分」から「事業主としての自分」がお金を借りる場合もあります。これを事業借主と言います。例えば、プライベートの口座から事業で必要なパソコン代20万円を引き出した場合、これは事業主借になります。

 

3.個人事業主の生活費の管理方法

個人事業主は、事業で使用するお金と生活費を混ぜこぜにしないようにしっかりと管理しておく必要があります。

生活費の管理方法のポイントはこちらです。

①事業用と個人用でお財布を分ける

個人事業主は経費になるものとならないものの区分が大変です。ごちゃ混ぜになってしまわないように、事業用に買うものと個人用に買うものでお財布を分けておくと、混乱しないですみます。

②事業用と個人用で通帳を分ける

事業で必要なお金と個人で必要なお金で通帳を分けておくと、事業用と個人用、どちらのお金を引き出したのかがすぐにわかります。

国民年金や健康保険料、プライベートのものなどは個人の口座から、事業で必要なものは事業の口座からお金を引き出すようにしましょう。

 

4.個人事業主の帳簿のつけ方

個人事業主の売り上げや利益は正確に記録して税金を申告する必要があります。そのため、日々の取引を帳簿に残しておきましょう。

では、どのように帳簿をつけていけばいいのでしょうか。

事業主貸として、プライベートの自分に生活費などのお金を貸した時、事業主貸で帳簿を付ける必要があります。例えば、事業用の口座から生活費として30万円引き出した場合、以下のように帳簿をつけます。

 

借方勘定科目には、事業主貸が入り、借方金額には金額を入れます。貸方勘定科目は、現金から借りた場合は現金、通帳から借りた場合は普通預金が入ります。貸方と借方金額は、借りるお金と借りたお金になるので一致します。摘要は何の用途に用いたかを記載します。

また、プライベート用の現金や通帳から生活費を捻出した場合、事業とは関係のないため、記入は不要となります。

借方勘定科目には、事業主貸が入り、借方金額には金額を入れます。貸方勘定科目は、現金から借りた場合は現金、通帳から借りた場合は普通預金が入ります。貸方と借方金額は、借りるお金と借りたお金になるので一致します。摘要は何の用途に用いたかを記載します。

また、プライベート用の現金や通帳から生活費を捻出した場合、事業とは関係のないため、記入は不要となります。

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