軽天工事とは?軽天・軽量鉄骨・LGSの特徴と工事の流れを詳しく解説

目次

1)軽天工事とは?
2)軽天工事で使用する軽量鉄骨・LGSのメリット
3)軽天工事で使用する軽量鉄骨・LGSのデメリット
4)天井と壁の軽天工事の流れ

1)軽天工事とは?

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軽天工事とは、軽鉄材(軽量鉄骨)を用いて、壁や天井の基礎となる骨組みをつくる工事のことです。

軽量鉄骨は、厚みが6mm未満のもののことを指し、軽鉄やLGS(Light Gauge Steel / Light Gauge Stud:軽量形鋼)と呼ばれることもあります。

軽天工事が普及する前は、建物の構造部分には木材が広く使われていました。

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2)軽天工事で使用する軽量鉄骨・LGSのメリット

軽天工事で使用する軽量鉄骨の特徴について解説します。木材と比べ軽量鉄骨にはさまざまなメリットがあります。

2-1)反りや割れに強い

軽量鉄骨は湿度の影響を受けにくいため、木材と比較し反りや割れに強いという特徴があります。またシロアリなどの被害も受けません。

2-2)軽量で搬入がしやすい

軽量鉄骨は厚みがわずか数ミリしかなく、その名の通り「軽量」です。搬入がしやすく、運搬する人の負担も建物にかかる負担も減らすことができます。

2-3)耐火性に優れる

軽量鉄骨は、燃えにくく、キッチンの壁や天井にもおすすめです。

2-4)加工性・施工性に優れる

軽量鉄骨は、加工性・施工性に優れており、木材に比べ工期を短縮することができます。

2-5)価格が安定している

軽量鉄骨は、自然素材の木材とは違い、工場で製造することができます。品質にばらつきがなく、供給も安定しているため、木材よりも材料費の見通しが立てやすく、低価格で調達しやすいというメリットがあります。

3)軽天工事で使用する軽量鉄骨・LGSのデメリット

軽量鉄骨のデメリットはあまり多くはありませんが、下記の通りです。

3-1)現場での微調整ができない

軽量鉄骨は、木材と違って、部分的に削ることが難しいです。

そのため、現場での微調整がしにくいというデメリットがあります。コンクリートではなく古い木造建築の場合、設置の際にガタツキやすく調整が難航することがあります。

3-2)溶接時に火花が飛ぶ

軽量鉄骨を溶接する場合は、周辺に火花が飛び散るため、火の管理に注意が必要です。木材と比べ加工場所を選びます。

4)天井と壁の軽天工事の流れ

ここからは、「天井の軽天工事の手順」と「壁や間仕切りの軽天工事の手順」について順番に解説します。

4-1)天井の軽天工事の手順

①アンカーの打ち込み

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コンクリート製の躯体に一定間隔でアンカーを打ち込み、吊りボルト(駆体から天井を吊るすためのボルト)を設置する土台をつくります。アンカーは筒状をしており、内側に雌ネジが切られています。軽天や石膏ボードなどの内装材の脱落を防ぐために、アンカーはしっかりと打ち込み、十分な強度を確保する必要があります。

②吊りボルトとハンガーの取り付け

躯体に打ち込んだアンカーに、吊りボルトを取り付けます。吊りボルトの先端には、天井材の基礎となる鋼材を支えるためのハンガーをつけます。

③野縁受け(Cチャン)の取り付け

吊りボルトの先端につけたハンガーに、野縁受け(野縁を支える細長い下地材)を取り付けます。

④野縁(Mバー)の取り付け

野縁と野縁受けをクリップでとめます。野縁は天井の板を張るための下地骨となる部材です。ダブルバーとシングルバーの2種類があり、ダブルバーの部分に石膏ボードのつなぎ目がきます。

4-2)壁や間仕切りの軽天工事の手順

①ランナーの取り付け

まずは、天井と床にランナーを取り付けます。ランナーとは、切断面がコの字型をした細長い軽量鋼材です。レールのような役割があり、このランナーの間に、壁の骨組みとなるスタッドという鋼材を一定間隔で垂直にはめ込んでいきます。

②スタッドの取り付け

 

天井と床に対になるように設置したランナーに、一定間隔でスタッドをはめ込んでいきます。一般的に公共工事ではコの字型のスタッド(C型スタッド)が、民間工事ではロの字型のスタッド(角スタッド)が使われるケースが多いです。

C型スタッドを使用する場合は、強度を上げるためスペーサーと呼ばれる金物をスタッドにはめ込み、横揺れを防止する「振れ止め」を設置します。C型スタッドは角スタッドと比較し、強度が高い一方、工程が増えるため施工に手間と時間がかかり、コストが高くなります。

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