訪問美容師とは?資格、働き方、メリット・デメリットを詳しく解説

目次

1)訪問美容師とは?
2)訪問美容師になるために必要な資格
3)訪問美容師として働く方法
4)訪問美容師のメリット・デメリット

1)訪問美容師とは?

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訪問美容師とは、様々な事情で自ら美容院に行くことが難しい方を対象に、ご自宅や介護施設、病院などを訪問してカットやカラーといった美容サービスを提供する美容師です。

訪問美容(出張美容)は、誰に対しても自由にサービスを提供できるわけではなく、対象となる方が法律や条例により定められています。

美容師は、美容所で美容を行わなくてはならない。ただし、疾病等により美容所に来られない者に対して行う場合や婚礼等の儀式に参列する者に対してその儀式の直前に行う場合、その他都道府県(保健所設置市又は特別区にあっては、市又は区)が条例で定める場合には出張して行うことができる。

引用:厚生労働省|美容師法(昭和32年法律第163号) 3 美容所

詳しくは、厚生労働省の定める美容師法施行令や各自治体の公式サイト等でご確認ください。

参照:理容師法施行令第4条第1号及び美容師法施行令第4条第1号に基づく出張理容・出張美容の対象について
東京都福祉保健局|出張理容・出張美容について

2)訪問美容師になるために必要な資格

訪問美容師として働くために必要な資格と、持っているといい資格について説明します。

2-1)訪問美容師に必要な資格は「美容師免許」

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訪問美容師に必要な資格は美容師免許のみです。つまり、美容師免許を取得しすでに美容院で働いている方、または過去に働いていた経験を持つ方は、どなたでも訪問美容師として働くことができます。

しかし、訪問美容サービスを利用する方の多くは、さまざまな事情により自ら美容院に出向くことが難しい方です。安心して訪問美容サービスをご利用いただくためにも、次項で説明する福祉関連の資格は必須と言えます。

2-2)介護職員初任者研修課程修了資格

 

介護・福祉

 

介護職員初任者研修課程修了資格は、訪問美容に携わる人であれば取得しておくべき介護の入門資格です。130時間の介護職員初任者研修は、各都道府県または各都道府県が指定する養成機関で実施しており、現場で必要な介護の基本を学ぶことができます。

3)訪問美容師として働く方法

訪問美容師として働くには、主に3つの方法があります。

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3-1)独立開業する

1つ目は、税務署に開業届を提出し、自ら開業する方法です。

自治体によっては保健所へ申請が必要な場合もありますので、事前に必要な手続きを確認しましょう。自分の都合に合わせて働く時間を柔軟に変えられる一方、営業やトラブル時の対応などをすべて一人で行わなければならないという側面があります。

3-2)フランチャイズ契約をする

2つ目は、訪問美容サービスのフランチャイズ事業を行なっている企業と、フランチャイズ契約を結んで開業する方法です。

開業サポートや蓄積されたノウハウに基づく独自の研修などを受けることができる一方で、売り上げの一定割合をロイヤリティとして本部に支払わなければいけないといったデメリットがあります。

3-3)企業に所属する

3つ目は、訪問美容サービスを提供している企業に所属する方法です。

毎月一定の収入を得ることができ、企業によってはスキルアップのための研修を受けることができますが、働く時間の自由度は制限されます。

4)訪問美容師のメリット・デメリット

訪問美容師ならではのメリット・デメリットを説明します。

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4-1)訪問美容師のメリット

①今後ますます訪問美容の需要が高まる可能性がある

日本は超高齢化社会と言われており、2019年10月に公表された総務省「人口推計」では総人口における65歳以上の人口の割合が28.4%となっています。

ご自身で美容院に行くことが難しい高齢者の方を対象にした訪問美容サービスの需要は、今後ますます高まることが予想されます。

参考:内閣府| 令和2年版高齢社会白書

②柔軟な働き方ができる

独立開業した訪問美容師は、働く日や営業時間を自分で決めることができます。また、特定の場所に店舗を構えるわけではないため、引っ越しする場合も新たな場所で事業を再開しやすいというメリットがあります。

③初期費用を抑えて開業できる

訪問美容の場合は店舗を構える必要がないため、自分で美容室を経営する場合と比べ初期費用を抑えて開業することができます。

4-2)訪問美容師のデメリット

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①自分で営業する必要がある

これは訪問美容師に限ったことではありませんが、独立開業した場合、自分で営業・集客を行う必要があります。

Webサイトを立ち上げたり、ポスティングをしたり、地域包括支援センターに営業に行ったり、と全て一人で行わなければなりません。

②お客様が施術を嫌がる場合がある

ご家族や介護施設からのご依頼で訪問美容師としてヘアカットに伺った場合、お客様が髪の毛を触られることを嫌がることもあります。

ご家族や付き添いの方の協力も仰ぎ、丁寧にコミュニケーションを取りながら施術することも、訪問美容師としての大切な仕事です。

③料金トラブルになる可能性がある

訪問美容の現場では、認知症の方など、思疎通が難しいお客様と金銭トラブルになる可能性があります。

施術が終わった後に「お金を用意していない」と言われたり、事前に提示していた金銭のやり取りをしたにも関わらず、思い違いから「お金を取られた」と言われたりする可能性もあります。

領収書は必ず発行するできる限りご家族や付き添いの方といった第3者がいる場で金銭のやり取りをするトラブルが起きた際の連絡先を事前に伺っておくなどの対策を心がけましょう。

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