くらしのマーケットからの仕事で、自信と対応力をつけられました

──yellow・日野原遥さん(出張着付け・出張ヘアメイク)──

「くらしのマーケットに出店してからの1年で、私はプロの着付け師として成長できたと思っています」

こう語ってくれたのは、出張着付け・出張ヘアメイクサービスでくらしのマーケットに出店している日野原遥さん。

今や仕事の大半がくらしのマーケットからの依頼だという日野原さんに、これまでのキャリアやくらしのマーケットでの仕事の魅力について伺いました。

 

自分ではなく「お客様」に着付けてあげたかった

──どのような経緯で着付けとヘアメイクのお仕事をされているのですか?

もともとは、ものづくりに携わりたいという思いがあって、歯科技工士として働いていました。当時を思い返すと、楽しかったは楽しかったんですけど、人から遠かったんですよね。

会社に日々送られてくる歯型どおりに一生懸命作るのですが、それを実際に使っているお客様の顔を見る機会がなくて。いつからか、物足りなさを感じるようになっていました。

そこで、会社員3年目に歯科技工士の職場を辞め、新しい道へ進もうと決心したんです。歯科技工士として働き、手に職が付いている状況だったため「駄目だったら戻ればいいや」と考えていました。

仕事を辞めた後はヘアメイクの仕事に就き、スタジオに入ってモデルさんのヘアメイクを担当していました。

そんなある日、思いも寄らない仕事が舞い込んできて(笑)。

「時代劇のスタイリストを手伝ってくれる?」と、知人から急に依頼が来たんです。

「簡単な民衆役のスタイリストだから大丈夫」と言われたので、思い切って現場に飛び込んでみることにしたんですよ。

そこで着物の畳み方などを教わるうちに、「ヘアメイクの仕事も楽しいけれど、着付けに携わる仕事は今後も長く続けられそうだな」と考えるようになりました。

そこで、ヘアメイクの仕事を続けながら着付け学校に通ったのですが、これが全然続かなくて……。というのも、実際にお客様に着付けられるようになるまで2〜3年かかるというのです。

私は「自分ではなく、お客様に着物を着せてあげたい!」と思っていたので、着付け教室を辞め、ヘアメイクのお仕事と並行しながら着物レンタル店で働き、経験を積むことにしました。

 

コンサルタントからのアドバイスが自信につながりました

──くらしのマーケットにはいつ頃出店されたのですか?

ヘアメイクと着付けの二足のわらじで仕事を始めて1年ほど経過した、2018年11月頃のことでした。

きっかけは忘れてしまいましたが、少しでもお仕事を増やしたいと思っていたので、試しに出店登録してみることにしたんです。

出店した後、すぐに予約が入ってきて、最初はどのように対応すればいいのか分かりませんでした。

でも担当のコンサルタントが電話をかけきてくれて、仕事の受け方からページの作り方まで相談できたので、すぐに慣れることができましたよ。

──くらしのマーケットの集客における「ページづくり」は、実際にやってみていかがでしたか?

出店した当初は「着付けのサービスは、ご年配の先生方のほうが安心感があって人気が出るのではないか?」「まだ着付けを始めたばかりの自分でも大丈夫なのか?」という思いがあり、不安に感じていました。

出店者向けの講座に参加し、担当のコンサルタントに相談したところ、「若い同年代だからこそ、親近感が湧くという方もいらっしゃいますよ」とアドバイスをいただきました。

これをきっかけに「これも自分のサービスの個性だ」と、自信を持てるようになりました。

私は、ページづくりにおいて「着付けとヘアメイクの両方ができる」ところを強みとして打ち出しています。

お客様からも「わざわざ美容室に行く手間が省ける」とご好評をいただいています。

 

ひとつとして同じ現場はない

──お仕事でやりがいを感じるのはどんなときですか?

やりがいとは少し違うかもしれませんが、現場でハプニングが起きて臨機応変に対応しているときです。最初は大変だったのですが、今ではもはや楽しくなっています(笑)。

着付けの現場では、当日になって「〇〇がない!」ということが少なくありません。

着付けには業界用語が多く、お客様の中には自分が用意したものの名称がよく分からず、当日になって一式揃ってないことが分かった…なんてこともしばしばです。

そんなときは、何かで代用できないか、その場で考えて対応しています。例えば、帯揚げがなかったときは、スカーフで代用し、なんとか時間内に間に合わせることができました。

子育て中のお母さんからの依頼も多く、「実は子供が小さいから着付けは諦めていた」というお声をいただくこともあります。

生後すぐの赤ちゃんがいるお母さんには、授乳をしてもらいながらヘアメイクをしたこともありました。出張サービスだからこそ、子育てで忙しいお客様にも喜んでいただけたのではないかと思っています。

くらしのマーケットは新規のお客様が多く、かつ出張サービスなので、毎回現場が異なります。

当日になるまで予想もつかないハプニングもありますが、その分着付けやヘアメイクができたときのやりがいも大きいです。

着付けの翌日にメッセージで「おかげさまで、無事お宮参りができました!」と写真付きでお客様から感謝の言葉をいただくこともあります。そんなときは嬉しい気持ちでいっぱいになりますね。

対応力が身につき、成長できた1年でした

──くらしのマーケットへの出店はどのような方におすすめできますか?

自分の空いた時間に集客できるのでスケジュール管理が容易なので、ダブルワークで着付けやヘアメイクをしてみたいという方にはおすすめです。

また当日のハプニングも含めて、予約時から着付けが完了するまでを丸ごと楽しめる人には向いていますね。逆に「着付けだけをしていたい」という方にはあまりおすすめできません。

──これまでのお仕事を振り返ってみていかがですか?

出店してからの1年を振り返ると、さまざまな現場に立ち会い、お客様に喜んでいただけるよう尽くしてきたので、想定外のことが起きても「なんとかなる!」と思えるようになりました。

着付け師としての対応力が身につき、成長できた1年だったように思います。

今も自分のサービスの口コミやランキングを欠かさずチェックし、モチベーションの維持に役立てています。

──今後、挑戦してみたいことについて教えてください

着付け業界では、数年前から着物のレンタルがトレンドになっており、「出張着付け」というサービスが浸透しつつあることを感じています。

今後は、2020年の東京五輪に関連するイベントや駐日外国大使館のイベントなどで着付けを披露できるようになりたいと考えています。