エアコン取付けを個人事業主として開業するには?必要な資格や手続きを紹介

毎年夏前になると「エアコン取り付け」の需要が高まるのを受けて、「エアコン取り付けを個人事業主(または法人)としてやっていきたい」という方は多いのではないでしょうか。

そんなとき気になるのが、「開業時必要になる資格」についてですよね。

今回の記事では、エアコン取り付けを個人事業主(または法人)として行う場合に必要な資格についてまとめました。

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目次

1)エアコン取り付けを事業として行う際に必要な資格とは?
2)電気工事士の資格について
3)電気工事業の登録について
4)開業時に必要な届け出は?
5)エアコン取り付けの客単価はどれくらい?
6)エアコン取り付けの閑散期はどうする?
7)資格を取って独立開業しよう!
8)くらしのマーケットに出店した事業主の声

1)エアコン取り付けを事業として行う際に必要な資格とは?

事業として、エアコン取り付けを行うのであれば、「電気工事士の資格」と「電気工事業の登録」が必要です。

1-1)電気工事士の資格が必要

エアコンの取り付けを仕事として行うのであれば、「電気工事士の資格」は必要でしょう。

「エアコンの取り付けは、素人でもできる作業だ」と聞いたことがある方もいらっしゃるかしれません。

たしかに、室内機の壁への固定やアース線の取り付けなど、電気工事を伴わない軽微な取り付け作業であれば、電気工事士の資格がなくても問題ありません。

しかし、以下のような作業を行う場合は電気工事士の資格が必要です。

・コンセントの移設・増設や、配線の新設
・電圧の切り替えを目的とした電気工事
・600Vを超える電圧を使用するエアコン

実際の現場では電気工事士の資格がなければ対応できない作業が多いため、エアコン取り付けで生計を立てたいのであれば、資格は必要です。

1-2)電気工事業の登録が必要

また、個人事業主または会社の事業として、エアコン取り付けの工事をする場合は、「電気工事業の登録」が必要です。

平成20年に経済産業省が通達した文書「電気工事士法におけるエアコン設置工事の取扱いについて(Q&A)」にも、「業として設置工事をするときには電気工事業の登録が必要」と明記されています。

また、電気工事業に登録する際には、業務を行う営業所ごとに主任電気工事士を置くことが義務付けられています。自分一人(一人親方など)で業務を行うのであれば、自身が主任電気工事士になります。

主任電気工事士になるには、以下の要件のいずれかを満たしている必要があります。

  • 第一種電気工事士免状の交付を受けている人
  • 第二種電気工事士免状の交付を受けた後、電気工事に関し3年以上の実務経験を有し、それを証明できる人

エアコン取り付け業で生計を立てていく場合、「電気工事士の資格取得」と「電気工事業の登録」は必須なのです。

2)電気工事士の資格について

電気工事のミスによる電気火災などの災害を防ぐために、電気工事士法によって電気工事の作業に従事する者の資格が定められています。

その資格を有する者を電気工事士(国家資格)といい、第一種と第二種の2種類があります。

◎ 電気工事士の資格の種類と違い

種類

違い

第一種

第二種の範囲と最大電力500KW未満の工場・ビルなどの工事に従事できる

第二種

一般の住宅や店舗などの600V以下で受電する設備の工事に従事できる

資格取得の詳細は以下をご参照ください。

試験日程第一種:10月上旬頃〜
第二種:5月下旬頃〜、10月下旬頃〜
試験方法学科・実技
受験資格なし
受験料第一種:10,900円(郵送申込みは11,300円)
第二種:9,300円(郵送申込みは9,600円))
受験場所全国各地(詳しくは公式サイトでご確認ください)
公式サイト一般財団法人 電気技術者試験センター

試験日程など詳しい情報は、記載の公式サイトでご確認ください。

3)電気工事業の登録について

電気工事を個人事業主や会社の事業として営む場合、経済産業大臣または都道府県知事の登録を受ける必要があります。

電気工事業法の申請・届出等の手引きについては、以下のサイトをご覧ください。

電気工事業法の申請・届出等の手引き(経済産業省)

4)開業時に必要な届け出は?

個人事業主としてエアコンの取付け事業を開始する際には、電気工事業の登録の他に、「開業届」を税務署に提出しましょう。開業届を提出しない事による罰則などはありませんが、提出することで節税対策ができます。

▼開業届の提出方法等、詳しくはこちらの記事で解説していますので参考にしてください。

開業届の提出方法│個人事業を始める際の必要書類とは?

5)エアコン取り付けの客単価はどれくらい?

エアコン取付け事業を始めるにあたり、客単価はどのくらいか気になりますよね。

エアコンの取り付け工事費用は、1万円~3万円が相場となり、その中には工賃、機材費などが含まれます。

取付業者への報酬という意味での客単価の平均は、一件当たり5,000円~8,000円というのが相場でしょう。

▼こちらの記事では、客単価をアップさせるための方法を紹介しています。参考にしてみてください!

エアコン取り付け事業の客単価はどれくらい?アップする方法とは

6)エアコン取り付けの閑散期はどうする?

エアコンの取り付け事業は、7月~8月にかけて繁忙期となります。

暑さが厳しくなってくる時期なので、エアコンを販売している家電量販店がこの時期に多くのエアコンを販売するためです。

逆にエアコン取り付けの閑散期は、主に5月〜6月、9月〜10月頃ですしかし地域によって異なることと、年々気温の変化によりその時期がズレる事もあります。

閑散期といえども、新築物件やリフォーム物件や、引っ越し時などの施工も請け負う事ができれば、時期を問わず仕事を獲得する事は可能です。

7)電気工事士の資格で独立開業しよう!

エアコンの取り付けには「電気工事士」の資格が必要です。勉強や準備など大変かもしれませんが、だからこそ、事業としての差別化が可能になるのです。

このような特殊な資格は、一度取得できれば一生もの。

ここで思い立ったのを機に資格取得に向け、準備を始めましょう。

また、もしもすでに電気工事士の資格に合格しているのなら、「くらしのマーケット」に出店するという事業展開もおすすめです。フランチャイズでも下請けでもない事業形態が叶います。

▼くらしのマーケットには、出店した方だけがもらえる出店者特典があります。業界で人気の「横浜油脂工業」もそのうちの一つです。

プロが愛用!差が出る横浜油脂工業の業務用洗剤!おすすめ6選

8)くらしのマーケットに出店した事業主の声

くらしのマーケットに出店したエアコン取付けの事業主のインタビュー記事を紹介します。

他社サイトと比べた場合のくらしのマーケットの特徴や、出店後の閑散期の状況など詳しく聞かせてもらいました!

一緒に成長していくビジネスパートナーとして、くらしのマーケットを選びました

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