〜長束有紀彦さん・プロフィール〜
スマートクリーニング店長。自動車修理工場を経て、ハウスクリーニング業で開業。2015年くらしのマーケットに出店。主な業務内容は、エアコンクリーニング・キッチンクリーニング・水回りクリーニングなど、ハウスクリーニング全般。
「お客様と会話ができる」仕事がしたかった
──もともと、どのような思いで創業されたのですか?
私はもともと自動車修理工場を自営業でやっていました。自動車のキズを直したりする仕事ですね。
ハウスクリーニング業での独立を考えたのは、42歳のときです。
将来のことについて考えたときに「この先を見ていくと、この業界はもう伸びないかもな」とふと思ったんですよね。
なにか違うことを仕事にしようと考えたのですが、なかなかやれることが見つからなくて。
そのときに、私は「何の仕事がしたいんだ?」と改めて考えたんですよ。
頭に浮かんだのは「きれいにすることが好きだ」っていうことだけでした。
──「きれいにすること」ですか?
はい。自動車修理工場での仕事も、単純に言ってしまえば「きれいにすること」なんです。
例えば、車体のキズを直して元通りにしたりだとか、車内のルームクリーニングをしたりだとか。
そこで、まずはハウスクリーニングの会社に入ってみることにしました。その後、独立を考えるようになりましたね。
──自動車修理のお仕事とハウスクリーニングのお仕事には、意外な「共通点」があったんですね。
そうですね。使う材料や素材は違うけれど、作業するときの身体の動きなんかも近いところがありますよ。
違うところは、ハウスクリーニング業は「お客様と会話ができる」ということです。
自動車修理工場で働いているときは、工場の中で一日中黙々と作業をするわけですよ。そんな仕事環境はどこか寂しいなと感じていました。
ですから、ハウスクリーニングで独立したときは、空室のクリーニングではなく、お客様とコミュニケーションが取れる在宅のクリーニングをやりたいという思いがありました。
講座のよさは「会って話ができる」ということ
──最初はどのように集客されていたのですか?
知人からの紹介と、チラシをひたすら撒いていました。
これだけで仕事の依頼は十分来ていたので、それなりにはやっていました。
でもやっぱり、効率は悪いですよね。チラシを1日3,000軒くらい配ることもあって、ポスティングが本職かなと思うくらいやってましたから(笑)。
そんなときにくらしのマーケットを知って、とりあえず登録してみたんです。
──反響はすぐにありましたか?
はじめから予約がめちゃくちゃあったわけではありません。出店後1〜2ヵ月で1件獲得という程度でした。
でもとりあえず出店しているという感じで、そんなに根を詰めてやってなかったですからね。
状況が好転したのは、田島学長に売上アップ講座や勉強会(※)に呼んでいただいてからです。
そこで教わったことを実践してみたら、翌年のエアコンクリーニングの繁忙期に、一気に予約数が跳ね上がっちゃって。
あまりにも急激だったので、びっくりしました。
※出店者のための講座(セミナー)を開催している「くらしのマーケット大学」。田島学長がレベル別に講座を開講しており、突出した売上をあげる多くの店舗が参加している。またコンサルタントによる「個別コンサルティング」も人気。

──田島学長の印象はいかがでしたか?
とにかく彼は熱いですよね。いつお会いしてもそうですけど(笑)
自分の話も真剣に聴いてくれるので、サービスを考える上でいつも参考になっています。

──コンサルタントに相談できる「個別コンサルティング」もありますよね。
担当のコンサルタントに「実際に会って話ができる」というのは大きいですよね。
担当のコンサルタントに現在の自社の状況をデータで洗い出してもらえるので、自分では気づけなかったいろんなことに気づくことができます。
歳を取ると「今までこれで成功してきたんだから、このままでいいだろう」というふうになりがちですよね。Web上の集客もそうだし、作業に関してもそうですが。
だけど、日々トレンドは変わっているので、その成功体験にとらわれちゃうと危ないんですよね。
なにか「きっかけ」がないと変われないので、意識を変えるために講座や個別コンサルティングに参加しているという面もあったりします。
くらしのマーケットを一緒に盛り上げていきたい
──最後に、くらしのマーケットへの出店を迷っている方にメッセージをいただけますか?
まずは、やってみればいいんじゃないかなと思います。
出店するのにお金はかからないわけですし。
最近、私の意識が変わってきているのもあって、くらしのマーケットを推すようになってきました。
出店したばかりの頃、実はくらしのマーケットに対して「冷たいな」という印象を持っていたんですよ。「ITベンチャー」特有のイメージというものもあって。
でも今はそうではなくて、別にくらしのマーケットの人間ではないんだけれど、責任を持ってやっていきたいというか。
──それはどのような思いなんでしょうか?
「単なる集客サイトがあって、商売のためだけに出店しているわけではない」という思いです。
自分の仕事がくらしのマーケットにも影響することを意識しています。
いい加減な仕事をすれば、くらしのマーケットの評判を落としてしまうことにつながりかねないですからね。
一緒によいサービスをつくっていけるように、頑張っていきたいと思っています。