ペットシッターになるには?個人で独立するための開業手続き・資格・集客について解説!

動物に関わる仕事がしたくて、ペットシッターを目指している方は多いと思います。

しかし、「ペットシッターとして独立するには何をすればいいかわからない…」「開業したとしても、何に気をつければいいかわからない…」と不安になってしまうこともありますよね。

この記事では、ペットシッターとして独立開業するまでのステップを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!

1. ペットシッターという仕事

ペットシッターとは、飼い主の自宅に訪問してペットの餌やりや散歩などの世話を行うサービスのこと。飼い主が留守や病気などでペットの世話ができないときの代行サービスとして知られています。

近年ペットシッターのニーズが高まっている背景には、「飼い主の高齢化」があります。

飼い主が高齢になると、毎日散歩に行ったりシャンプーをしたりするお世話が難しくなりますよね。このため、定期的にペットシッターを依頼するニーズが生まれているのです。

その他、ペットシッターのサービス内容は多岐にわたります。

  • 散歩の代行
  • ペットへの餌やり・トイレ掃除・水の交換
  • しつけの指導・相談
  • 通院の代行
  • ペットの介護
  • ペットのシャンプー
  • 爪切りなどのお手入れ

ペットシッターの仕事は、動物と触れ合える仕事。

「子供の頃から動物が大好き…!」という方には、ぴったりの職業かもしれませんね。

ペットシッターの相場

ペットシッターは基本的に時間制で依頼され、報酬は時間あたりで算出して請け負うのが一般的です。

ペットシッターの相場は以下のようになります。

出張費やオプション料金、動物の種類などによって料金が大きく変動する場合もあります。

◎ペットシッターの相場
犬 120分 4,000円〜12,000円
猫 120分 4,000円〜12,000円

2. ペットシッターとして独立開業するときに必要な登録(資格)

ペットシッターとして独立開業するには、動物愛護管理法に基づき、第一種動物取扱業(種目:保管)への登録を受けなければなりません。

登録申請を行い審査に通過すると、ペットシッターとして開業することができます。登録を受けるための主な基準は、以下のようなものです。

  • 事業所に一定の資格要件を満たした動物取扱責任者を置くこと
  • ペットの世話をする者も動物取扱責任者と同じ資格要件を満たすこと(ペットの世話は動物取扱責任者が兼ねても問題ありません)

動物取扱責任者の「一定の資格要件」については、次に説明します!

動物取扱責任者になるには

ペットシッターとして開業するには、動物取扱責任者になることが必要だとわかりました。

それでは、この動物取扱責任者になるには、どうしたらいいのでしょうか?

動物取扱責任者になるためには、以下の要件のいずれかに該当しなければなりません。

① 半年以上の実務経験がある
関連する仕事に就いて半年以上の実務経験があること。

② 畜産系学科など関連する学校を卒業している
高校や大学の畜産系学科や動物専門学校を卒業していること。

③ 資格要件として認められている試験に合格している
社団法人などが行う試験に合格していること。試験内容は自治体によって異なりますが、愛玩動物飼養管理士試験、ペットシッター士試験などがあります。

独立開業するまでに要件を満たせるよう、しっかり準備しておきましょうね。

※登録を受けずにペットシッター業を行うと、動物愛護管理法違反として罰金に処せられます。

※上記要件は主な項目を紹介したものです。詳しい要件や手続き方法については、お住まいの自治体にお問い合わせください。

・東京都にお住まいの方はこちら(東京都福祉保健局ホームページ)
・大阪府にお住まいの方はこちら(大阪府ホームページ)
・愛知県にお住まいの方はこちら(愛知県ホームページ)

参考:「ペットシッター」行為に関してよくある質問と回答 | さいたま市(https://www.city.saitama.jp/008/004/003/newsfromawmcenter/newstoenterpriser/p062258_d/fil/benrikajiyokuaru.pdf

3. 開業届と確定申告の手続き

個人事業主としてペットシッターを始める際には、開業届と確定申告関連の申請手続きが必要です。

開業届とは、個人事業として開業する際に税務署へ提出する届出のこと。これは税務署に対して個人事業主として事業を始めたことを報告するための書類です。

また、節税効果がある申告方法(青色申告) で確定申告をしたい場合は、同時に「所得税の青色申告承認申請書」を提出する必要があります。

詳しい手続き方法については、関連記事をご覧ください。

開業届の提出方法│個人事業を始める際の必要書類とは?

【初めての方へ】個人事業主の確定申告をやさしく解説!

4. ペットシッターとして独立するときの保険

ペットシッターは動物の命を預かる仕事です。細心の注意を払っていたとしても、「散歩中に犬が通行人に噛み付いてしまった」「お世話中に家具を壊してしまった」「ペットが突然死してしまった」など、不慮の事故が起きない保証はありません。

ペットシッター専用の保険もあるようなので、万一のときに備えて保険への加入も検討しておきましょう。

5. ペットシッターの集客方法

独立後、本当にお客様を獲得できるのか、心配になりますよね。
ここからは、ペットシッターにおすすめの集客方法を2つご紹介します。

①チラシ・ポスティング

まずご紹介したいのが、チラシを使った集客方法です。

制作コストが安く、お客さんも手元に保管しやすいのが特徴です。配布地域も選べるため、特定の地域に狙いをつけることも可能です。

中高年者をターゲットにしたい場合は、購読率の高い新聞折込チラシを活用するのもよいでしょう。

チラシ・ポスティングを使った集客の詳しいメリット・デメリットは、下記の関連記事を参考にしてみてください。

チラシ・ポスティング集客のメリットとデメリットを教えて!

②ホームページを作る

自分のお店のホームページを作成すれば、24時間・年中無休で自分のお店の良さを発信できます。

ほとんどの潜在顧客はスマホで検索しているため、ネット集客に注目しない手はありません。

しかし、デメリットもあります。それはホームページを作成し運用していくためには、コストがかかるということです。

検索結果の上位を狙って集客するとなれば、SEO対策などウェブの専門スキルが必要になります。具体的にいうと、例えば「ペットシッター 東京」などと検索されたときに、検索結果の上位に表示されるよう、ウェブの知識を生かして仕込みをしなければならないということです。

SEO対策には専門的な知識が必要です。もし外部に委託する場合は、費用対効果をきちんと計算しておかなければなりません。

6. フランチャイズ加盟のメリット・デメリット

ペットシッター事業者向けのフランチャイズもあり、独立に合わせてフランチャイズに加盟すべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

フランチャイズ加盟のメリットとデメリットは、次のようになります。
自分の状況に照らし合わせてみましょう。

◎ フランチャイズ加盟のメリット・デメリット
メリット ① 親企業のノウハウを学んだり、サポートを受けられる
② 親企業の知名度があり集客しやすい
③ 安定してサービスを提供できる
デメリット ① ロイヤリティ(加盟店側が親企業に支払う使用料)の支払いがある
② 加盟店オーナー側の意見が通りにくい
③ 加盟時の初期費用や違約金が発生する場合がある

フランチャイズ加盟のメリット・デメリットをもっと詳しく知りたい方は、下記の関連記事をご覧ください。

フランチャイズとは?今さら聞けない仕組みやメリットを解説!

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