便利屋の集客方法│開業手続き・資格・フランチャイズ加盟について

なんでも屋、よろずやとも呼ばれる「便利屋」。

便利屋として開業したいけれど、やり方がわからなくて困っている…集客方法に悩んでいる…という方も多いはず。

そもそも、便利屋にニーズはあるの? 開業時に必要な資格や許認可は? 開業手続きやフランチャイズのメリットやデメリットは?……疑問はたくさん出てきますよね。

そんな方のために、便利屋として開業する際のポイントについて、わかりやすくまとめました。開業後の「集客方法」についても解説していますので、ぜひ読んでみてください。

1. 便利屋とは

まずは便利屋とはそもそも何なのかについて見ていきましょう。

便利屋の仕事内容

便利屋とは、特定の業種に限定せず、さまざまな仕事を請ける事業者のことをいいます。万屋(よろずや)、なんでも屋とも呼ばれ、その名のとおり日常的なあらゆる雑事を請け負う仕事です。

たとえば、便利屋には以下のような仕事の依頼が寄せられます。

  • ハウスクリーニング
  • 不用品回収
  • 引越し
  • 家具の輸送
  • 草刈り
  • 害虫駆除
  • 害獣駆除
  • 網戸の張替え
  • ペットシッター
  • パソコン設定
  • 高所の電球交換
  • 家具の組み立て
  • お墓参り代行
  • 雪かき・雪下ろし
  • 買い物代行
  • 結婚式代理出席

高まる便利屋のニーズ

単身の高齢者や女性が増えているため、便利屋のニーズは高まっているといえます。

家具の組み立てや電球交換など、ちょっとしたお手伝いをしてもらいたいとき、昔であればご近所付き合いがあったおかげで、気軽にお隣さんにお願いすることができました。

しかし、平成31年に内閣府が行った調査によると、地域での付き合いをどの程度しているかという質問に対し「よく付き合っている」と回答した人は17.0%しかいませんでした。

ちょっとした雑事であっても助っ人をお願いできるようなご近所付き合いがない人も多く、都市部に住む単身の高齢者や女性を中心に便利屋のニーズは高まっているのです。

出典:平成30年度社会意識に関する世論調査 | 内閣府(https://survey.gov-online.go.jp/h30/h30-shakai/2-1.html

2. 便利屋ならではのリスクも

「なんでも引き受ける」と掲げている仕事柄もあって、法律上グレーゾーンの案件や危険をともなう案件、誰かを加害するおそれのある案件も便利屋には舞い込んできます。

お客様のためを思って依頼を請けたら、知らぬ間にトラブルに巻き込まれていたり、法を犯していたり、誰かを傷つけていたりすることもあります。

お客様からの依頼を断るのには勇気がいりますが、便利屋としてできること・できないことの線引きをしっかりしておくことが重要です。

また仕事を請け負う際に資格や許認可が必要となるケースがあります。次の項目で詳しく説明します。

3. 便利屋を開業するときの資格・許認可

便利屋として開業する際に必ず取得しなければならない資格はありません。

しかし、何でも自由にやっても構わないというわけではなく、請け負う業務の内容によっては許認可や資格の取得が必要となる場合があります。

◎不用品回収を請け負うとき

一般家庭から出たゴミの収集や運搬、処分を行う場合は「般廃棄物収集運搬業の許可」が必要です。また、不用品の買取を行う場合は、「古物商許可」が必要です。

※くらしのマーケット・不用品回収カテゴリの登録時には「古物商許可」の提出が必須です。

◎引越しを請け負うとき

引越し業を請け負う場合は、「貨物軽自動車運送事業の許可」「一般自動車貨物運送事業の許可」のいずれかが必要です。

便利屋が引越しサービスを行う際は、引越し業のルールに則って営業しなければなりません。

申請時引越し業を行う際のポイントは、下記関連記事を参考にしてください。

引越し業で起業・開業!必要な手続きや集客のやり方について解説

◎エアコン工事など電気工事を請け負うとき

エアコン工事などの電気工事を請け負う場合は、電気工事士(国家資格)電気工事業の登録が必要です。

エアコン工事などの電気工事を行う際のポイントは、下記関連記事を参考にしてください。

エアコン取り付けを自営業(個人)で開業するのに必要な資格や登録手続きについて解説!

◎ペットシッターを請け負うとき

ペットシッターを請け負う場合は、第一種動物取扱業(種目:保管)への登録を受けなければなりません。

ペットシッターになる際のポイントは、下記関連記事を参考にしてください。

ペットシッターになるには?個人で独立するための開業手続き・資格・集客について解説!

◎資格・許認可まとめ
業種 関連する資格・許認可
不用品回収 ・一般廃棄物収集運送業の許可
・古物商許可
引越し ・貨物軽自動車運送事業の許可
・一般自動車貨物運送事業の許可
電気工事(エアコン工事等) ・電気工事士(国家資格)
・電気工事業の登録
ペットシッター ・第一種動物取扱業(種目:保管)の登録

4. 開業届と確定申告の手続き

個人事業主として便利屋を始める際には、開業届と確定申告関連の申請手続きが必要です。

開業届とは、個人事業として開業する際に税務署へ提出する届出のこと。これは税務署に対して個人事業主として事業を始めたことを報告するための書類です。

また、節税効果がある申告方法(青色申告) で確定申告をしたい場合は、同時に「所得税の青色申告承認申請書」を提出する必要があります。

詳しい手続き方法については、関連記事をご覧ください。

開業届の提出方法│個人事業を始める際の必要書類とは?

【初めての方へ】個人事業主の確定申告をやさしく解説!

5. フランチャイズ加盟のメリット・デメリット

ノウハウの吸収や集客対策がしたくて、大手フランチャイズチェーンへの加盟を検討している方も多いのではないでしょうか。

フランチャイズへ加盟することで得られるメリットはもちろんありますが、フランチャイズへ加盟したからといって売上が保証されるわけではありません

初期費用やロイヤリティの支払いがあることも踏まえて、しっかり検討することが大切です。

フランチャイズ加盟のメリットとデメリットをまとめると、次のようになります。

メリット ①親企業のノウハウを学べる。サポートを受けられる
②親企業の知名度があり、集客しやすい
③安定してサービスを提供できる
デメリット ①ロイヤリティ(加盟店側が親企業に支払う使用料)の支払いがある
②加盟店オーナー側の意見が通りにくい
③加盟時の初期費用や違約金が発生する場合がある

6. 便利屋の集客方法

開業後、本当にお客様を獲得できるのか、心配になりますよね。

ここからは、便利屋の集客方法として知られているもののメリット・デメリットをご紹介します。

①チラシ・ポスティング

まずご紹介したいのが、チラシを使った集客方法です。

制作コストが安く、お客さんも手元に保管しやすいのが特徴です。配布地域も選べるため、特定の地域に狙いをつけることも可能です。

中高年者をターゲットにしたい場合は、購読率の高い新聞折込チラシを活用するのもよいでしょう。

チラシ・ポスティングを使った集客の詳しいメリット・デメリットは、下記の関連記事を参考にしてみてください。

チラシ・ポスティング集客のメリットとデメリットを教えて!

②ホームページを作る

自分のお店のホームページを作成すれば、24時間・年中無休で自分のお店の良さを発信できます。

ほとんどの潜在顧客はスマホで検索しているため、ネット集客に注目しない手はありません。

しかし、デメリットもあります。それはホームページを作成し運用していくためには、コストがかかるということです。

検索結果の上位を狙って集客するとなれば、SEO対策などウェブの専門スキルが必要になります。具体的にいうと、例えば「便利屋 大阪」などと検索されたときに、検索結果の上位に表示されるよう、ウェブの知識を生かして仕込みをしなければならないということです。

SEO対策には専門的な知識が必要です。もし外部に委託する場合は、費用対効果をきちんと計算しておかなければなりません。

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