引越し事業を経営している方は、引越し事業の閑散期を乗り越えるために、客単価をアップしたいと思ったり、回転率を上げたいと思ったりする方もいるでしょう。
また、これから引越し事業を始めたいという方は、どのようにして売上を高めていけばよいのか、知りたい方も少なくないでしょう。
ここでは、引越し業者における客単価の上げ方と、成功するためのポイントについてご紹介していきます。
1. 引越し事業の客単価の考え方
引越し事業において、客単価とはどのような考え方になるのか、見ていきましょう。
客単価とは
客単価とは、引越し一件あたりの費用を指します。
引越し業者からすると、お客様が支払う費用は売上となるため、引越し業者が決めている費用が客単価、つまり一件当たりの売上となります。
客単価の相場
客単価の相場は、引越し業者や引越し対象の人数にもよりますが、単身引越しの場合には、5万円前後、3人以上の世帯の場合には、10万円前後が相場となります。
つまり、1件の引越しごとに5万円となるため、1日2件の実施で10万円、3件であれば15万円ほどの売上になると考えられます。
2. 引越し事業で客単価を上げるには
引越し事業において、客単価を上げるためには、どのようなことをすれば良いのでしょうか。
付加価値を付けて客単価を上げる
客単価を上げるためには、付加価値を付けるという方法があります。
付加価値とは、例えば「不用品の買取を行う」や「エアコンを無料で取り付ける」など、本来の引越し業者では行わないようなサービスを付けることによって、付加価値が付けられ、客単価を上げることができます。
直接依頼で客単価を上げる
引越しの仕事をする際に、フランチャイズで始めたり、仲介業者から仕事を請けたりして、中間マージンを取られている企業もあると思いますが、直接依頼を受けることによって、そのようなマージンは発生しません。
そのため、Webで集客するなど、直接問い合わせや契約をもらえるような仕組み作ることで、客単価を上げることができるでしょう。
3. 引越し事業で客単価以外に考えるべきこと
次に、引越し事業において、客単価を上げること以外で考えるべきことを見ていきましょう。
回転率を上げることが重要
引越しの事業で成功していくためには、客単価だけではなく、回転率も考えていくことが必要です。
回転率を上げることで、一日にできる件数も増え、結果売上を上げることができます。
回転率を上げるためには、効率的に引っ越し作業をすることが必要になることと、チームワークが必要となります。
質の良い仕事をすることが重要
客単価を上げることだけを考えると、いかに売り上げを獲得するかという意識になってしまいますが、長期的に考えると、質の良い仕事をすることで、評判が上がり、口コミの評価が高くなることで新たな仕事が入ってくることに繋がります。
短期的な売上ばかりを追いかけずに長期的な目線で運営を考えることが必要です。
4. 一番の営業方法は「紹介」
最後に、引越し事業において成功してくために、「紹介」が重要であることをご紹介いたします。
目先の売上ばかりを追わないこと
引越し以外の事業においても、目先の売上を追うことに良いことはありません。
長期的な目線で考えることで、目先の売上を追わずにお客様のことを考えて事業を運営することができます。
紹介をもらうためにできること
長期的に考えると、口コミが増えたり、紹介が増えたりすることで、自ら営業しなくとも口コミでどんどん仕事が入るようになるでしょう。
そのためには、お客様のことだけを考え、質の良い仕事をすることが必要です。
5. まとめ
ここまで引越しの事業を行う上で、客単価を上げるために必要なことや、客単価以外で考えなければならないことをご紹介してきました。
客単価を上げることは大切ですが、それ以上に大切なのはお客様のことを考え、質の高いサービスをすることです。
最終的にお客様がお客様を連れてきてくれるビジネスにすることができるでしょう。
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