ドラム式洗濯機・洗濯槽のお掃除(分解/洗浄/組立)プロのやり方【乾燥機能を復活させる!】

【ドラム式洗濯機クリーニング】くらしのマーケットの人気店がノウハウを解説します!
今回は、東芝のドラム式洗濯機の分解・洗浄・組立までの作業をプロに見せてもらいました!
今回清掃した東芝のドラム式洗濯乾燥機は、ヒートポンプ式と呼ばれる乾燥機能を搭載しています。長年の使用により、乾燥フィルターでは取り切れない糸くずやホコリが内部に詰まって乾燥効率を下げるため、お客様からの分解洗浄のニーズも高い機種です。

くらしのマーケット人気店 講師の紹介
㈱ecoハウスサポート 津田井さん

──動画はこちら──

目次

東芝ドラム式洗濯機の特徴
作業前の準備
パネル・ドア等の取り外し
ドラム部分の取り外し
なぜ乾燥機能は弱くなる?
洗浄方法の解説
洗濯機の組み立て
動画のまとめ

東芝ドラム式洗濯機の特徴

コタキ
今回は、こちらの東芝のドラム式洗濯機を分解・洗浄・組み立てをしていただきます。東芝のドラム式洗濯機の特徴はありますか?

津田井
乾燥の方法が少し違っています。東芝(TOSHIBA)と、シャープ(SHARP)と、パナソニック(Panasonic)はこの中を開けていただくと、中に網状になったものがあります。ヒートポンプ式という乾燥機のやり方になります。このメーカーさん以外の日立は、こちらにあるように鉄板が張ってあります。鉄板自身、ステンレス槽自身を温めて乾燥させる方法で、ヒーター式という形になります。

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コタキ
ヒートポンプ式とヒーター式で、クリーニングの難易度に違いはあるんですか?

津田井
そうですね。それは後ほどご説明していきます。

コタキ
では、分解を始めていきたいと思います。

作業前の準備

津田井
まずお客様のところで、僕は、できるだけ大きなバスタオルを洗濯機の前に敷きます。これの理由はネジが落ちた時に色んなところに転がっていかないのと、一度落ちても(タオルを敷いていると)そんなに跳ね上がらないので、そういうのを防ぐためにしています。
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一応、腰ベルトに全ての工具を付けているのですが、こういう形で置いてやっていきます。では、やっていきたいと思います。私の場合、ネジの部分は全て覚えてるんですが、出来るだけ時間の短縮というのを考えると、養生テープを使って作業していきます。

パネル・ドア等の取り外し

津田井
こういうネジもこのようにぺたっと貼ると、このカバーに付けるネジなんだということになりますね。
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ネジを忘れないための工夫

そうすると後で迷わないですね。必ずこういうところ(ドラムの正面側)は汚れているので、濡れタオルで少し拭いてあげると、後で手間がちょっと変わります。こうしていれば、ビスがどこかに行くことは無いです。こちらのビス2本でドアは取り付いてますが、外しても落ちないので、この状態で安心していただいたら良いです。上に向かって抜いていただくと、こちら(ドアのフック)の部分が引っかかってます。

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お客様のところで、外したカバーの下に金具なんかを入れるのは、子供さんやお家の方が引っかかって怪我をされないようにするためです。私はそういうことに気を付けてます。多分、養生テープでビスを貼るのは面倒くさい、ビスを覚えていれば良いじゃないかとおっしゃる方もおられると思うんですが、これが後で非常に効率が良くなります。
今度は上に行きます。こういうフィルターの付いてる乾燥部を取ります。ここにもう1枚乾燥用のフィルターがあるんですが、これは一旦、取りません。その理由を説明すると、ここにカバーのビスが4本あるんです。緩めていただいて取った時にボトンとビスを落として乾燥部の奥に入っていってしまった場合、完全に後ろまで分解しなければいけないということになります。

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ですので、フィルターをこういう風に取らないでおいて、防御してしまうということですね。そうすれば、落ちても大丈夫ということになります。ちょっとしたことなんですけどね。タオルを入れたら良いじゃないかとか、色々諸説皆さんおありだと思うのですが、色んなものを使わずにそこにあるものを使って作業するというのも一つかなと思います。ビスは長い短いがありますが、大体同じようなものを使っているので大丈夫です。あとですね、 ドラムの洗濯機というのは、基本前からの範囲で作業するので、今日もその通りにしたいと思います。
サイドにこういうネジのカバーがあるので外します。東芝さんの場合は大体後ろで留まっています。皆さんもお持ちですが、ラチェット式のドライバーですね。今日はこれ1本だけでやってみます。洗濯機の後ろ側にビスを落としてしまうと、もうそれで終わっちゃうので、そこだけ気を付けていただくということですね。機種にもよるんですが、大体ここに1本ずつビスがあります。お客様のところではできるだけ重ねる形で置けば傷がつかないので良いと思います。どうしてもお客様が気になるなっていう場合は、タオルを置いたりするなどしてカバーしてあげてください。フィルターは最後の方で取って洗うことができるので、最後の方で洗浄したら良いと思います。
表にパネルがあるんですが 、このパネルを外します。パネルは構造的に少しはまってる感じになるので、持ち上げながら抜いていただくといいと思います。あとは、カプラーがビニールのテープで巻かれているので、ちょっと破っていただいて外すとパネルが外れるんですが、もう一つスイッチのところにリード線が付いています。

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リード線を抜いていただくんですが、僕はこういう風にマーカーします。そうすると後で付け直す時に間違わないので、そのようにしています。これでパネルを外します。基本は後で組み立てる時に何だろうって考えなくて良いようにしています。本当に誰がしても同じようにできるはずなんです。こうやって見やすい所に(ビスを)置いてると、付け忘れが無いので良いかなと思います。

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あとこれですね。ここは実を言うとここに、はまっているので、少し上げていただくと外れます。こっち側は微妙で、押していただくと、引っかかりっていうのが全く同じ構造になっています。先程の構造っていうのはここ(上部右端)ですね。引っかけがあるのは、これだけなのでそんなに難しくないですね。

ドラム部分の取り外し

津田井
これで大体折り返し地点ですかね。東芝さんに関しては。

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ここはゴムで留めているのですが、できるだけ片側にマーキングをしていただくと、こっち側で留めるんだなっていうのが分かります。私の場合は、できるだけこのスプリングも貼ってしまいます。貼った後に僕は「1番」と書きます。そうすると、一番外側っていう風に自分で認識できます。間違いが無いようにということですね。あとこれ(黄色のホース)が前を通っているのか、後ろを通ってるのかでも違うので、できるだけお写真撮っていただいた方がいいです。そういうのも必要かなと思いますね。慣れていただくまではそれで良いかと思います。これをさっと見ると、この金属は鉄板なんですが、付いているというのが分かるので、これごと全部外しちゃおうかなということになります。フックが付いているので、落ちないです。こういう風にフックになっていないタイプは、外した時にボトンと落ちるので、そこだけちょっと気を付けてください。鉄板が全部取れたので、お客様宅でしたら、私の場合は、洗濯機の横の隙間を利用します。なぜかと言うと、鉄板の縁は鋭利なので、手が切れたりとか、怪我の元になります。これだけビスが出てるので、床やら壁やらに立てかけると傷がつくので、隙間に立てる時はタオルを挟むのが一番良いかなと思います。ここにスプリングが付いているので、外します。なぜマークを付けたかと言うと、長さが微妙に違う時もあるので、マークを付けて置いておけば、組み立てる時に必ず順番にできます。今度はこれを上側に付けてもらうと、上側が先になるので、そのように付けたら良いですね。これはマーキングがしてあったり、もしくはこれが上ですよとか。上下がわかりやすいので、そこを自分でマーキングするのも一つの方法かなと思います。中にシリコンのシール剤を入れています。パッキンは水漏れがしやすいので、後で少し施してやるということが必要になります。それはまたご説明します。

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これが、ヒートポンプの熱が向こうから来て、流れるためのダクトですね。全部に付いているわけではないんですが、このような樹脂のピンが付いてたりするので、取っていただけたらと思います。

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ここにはこういうダクトが付いています。これは取っていただいた後に(組み立て時に)シール剤を入れるということで、水漏れをさせないようにお願いしたいと思います。必ずダクトは、こういう風に見えるように出しておくことをおすすめします。邪魔なので、組み立ててる時にこうやって中に入れ込んでしまうと、付け忘れで水がドバドバ漏れしてしまうので、こういう風にしてれば、絶対に忘れることがないです。僕はそれを心がけてます。これも同じですね。理由はスイッチなので、こうやって邪魔な方向に出します。奥に落ちてしまうと見えなくなっちゃうんですね。だからできるだけ上の方に、邪魔をするかのようにしていれば、忘れることがないので、いいと思います。ドラムを留めているスプリングがここにあるのですが、ここに留まっているものを外すということになります。
ほとんどこれで上の部分は全部外せたので、今度は下の部分になります。

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ここにリード線があるので、これごと取ってリード線を外してもこれ自身もまた取らないといけないので、全て取っちゃいます。洗濯機の縦型でもドラムでもそうなんですが、ビス類を落としてしまうと、どこに行ったか分からなくなるケースが非常に多いです。
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慣れない方は、できるだけ、例えばこういうところに、どこにも行かないように落としても良いぐらい、タオルを敷いたり、とかして防御してください。中に落ちていくと、絶対に見つからないって思ってください。このダクト自身がシール剤で留まっている時は、少しマイナスを入れてくるっとしていただくと、ポンと取れます。
今からこのケース自身を外していきます。ビットに磁石が使われているマグキャッチタイプと、ボックスタイプがあります。
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ビスが落ちないビット

ボックス式で落ちないのですが、少し時間がかかったりするんです。でも、こちらの方が確実かなと思います。マグキャッチ式でもビスがついてくるのですが、トンとすると落ちてしまいます。ボックス式はいくら振っても落ちないので、その差ですね。僕は慣れているので、これ(マグキャッチタイプ)で作業します。カバーが外れた時に上側が1本だけ残っていれば良いので、外す時は順番に外していただきます。組み立てる時は、大きなものなので対角に組み立てます。タイヤ交換と同じです。対角に締めると、しっかりと締まります。ビスが落ちかけて危ない時があるので、気をつけてください。このビスはいつもここ(洗濯機の前)に置いています。これはどちらかと言ったらテーピングしないです。ドラム式洗濯機あるあるなんですが、このケース自身が非常にコンパクトにできているのでカバー自身もギリギリに作られているので、何とかギリギリの線で戦って外していきます。これで洗濯槽が取れました。本来は汚れているので、お風呂場に持っていって洗います。
この状態でドラムが全部見えるんですが、これが縦型の洗濯機と一緒でバランサーになります。

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このバランサーを取ると、分解がしにくいです。取っていただくと、このケースの向こう側に6本のボルトが付いてます。これが12か13のボックスになります。これは13ですね。固い場合は手で回します。こういう道具ですね。T型の13のボックスです。一度こっちに振ってもらって、ちょっと回すというインパクトと一緒なんですけど。これで回ってしまえば、インパクトで緩めていくことができます。ボルトを外したら、ポンと外れる場合と、非常に硬くて外れない場合があります。これ自体を外すと、こういう感じになります。バランサーを今から取ります。気を付けているのは、元に戻すということが基本です。例えばですね。ここにネジが2本ありますよね。だからこういう風にマーキングをします。これは溶接の部分なんですが、この部分をここにマーキングするということ、バランスが崩れることはほぼ無いんです。そういう風に元に戻すという方法をしている方が良いですね。東芝さんは非常にいっぱいボルト、ビスを使われてます。取ると、これがバランサーになります。聞こえますよね 、お水が入ってます。これでドラム式洗濯機の洗濯槽をお掃除するということになります。この鉄板自身がそんなに分厚くないので、できるだけバランサーは後で取るようにしてます。

なぜ乾燥機能は弱くなる?

コタキ
乾燥機能が弱くなったという話をよく聞くのですが、それはどういうことなんですか?

津田井
先ほども分解をしながら、ダクトの部分の説明をしたんですが。乾燥機能が弱くなる原因っていうのは、ヒートポンプの温かい風がダクトから出てきて、循環させてるという形なんですけども。お客さんのご依頼で一番多いのはこのダクトにゴミが詰まって穴が塞がってしまうということです。

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穴が塞がっていると、温かい空気が循環しません。こういうところにも同じようにゴミが詰まってしまって空気の行き来をしません。もう一つは中ですね。中の部分、裏側に風の通り道がありますけど、ここもゴミが詰まってしまうっていうケースもあります。

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でも、ほとんどのご依頼の場合、中の部分ではなくて、ここの部分だけで大体対処できています。もう一つですね。ここに糸くずの汚れがいっぱい溜まるんですね。これを糸くずとしましたら、こういうものがいっぱい付いています。そうすると、この糸くずは湿気ていますよね。これが湿気ているので、乾燥させるのにものすごく時間かかります。これが乾燥したことを検知して洗濯機は「乾燥しましたよ」となるのですが、これを取り除いてやらないと、乾燥時間も長くなります。だから、ここの中の汚れももちろん原因としてあります。匂いの原因でもありますし、カビの原因にも変わるので、どちらにしてもドラムの洗濯機っていうのは、2、3年から5年使うとカビたり、糸くずで乾燥がしにくくなったりするのが原因ですね。

コタキ
ダクトに詰まるゴミっていうのは埃ってことですか?

津田井
そうですね。例えばタオルなんかでも、こういう生地は埃が出てきますよね。一度洗うと、生地が出てきますね。この生地がちぎれたものが詰まっていくんですよね。

コタキ
フィルターでは取り切れないですか?

津田井
取れないですね。取りきれないというのが正しいですね。エアコンのフィルターとよく似ています。エアコンのフィルターが付いてるけども、結果的にエアコンの中の熱交換器って汚れるじゃないですか。あれとよく似てますね。

洗浄の解説

津田井
これから洗浄に移ります。ドラムの洗濯槽を分解させていただいたので、洗濯槽自身はお風呂場を使わせていただいて、次亜塩素酸ナトリウムが主成分のもので、除菌・殺菌しながら洗っていきます。本体のこちらのケース側も同じように洗っていただいたら良いと思います。こちらのドラムの本体に関しては動かないので、この中の部分を洗っていくのです。大体550mmぐらいの長さのマスカーテープを、おおよそ半分ぐらいの位置でこうやって延ばしていただきます。

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こういう風にしたのは、ほとんどの場合ここの部分は濡れてるからです。乾燥していればいいんですけれど。濡れてる場合もあるので、外枠に貼っていただいたら良いかなと思います。こういう風な感じでテープで留めて頂きます。こういうスプレーヤーで次亜塩素酸ナトリウムの少し薄めたものを噴霧して、水のスプレーヤーで洗いながら、ブラッシングをしていただきます。排水の部分に関しては、排水溝の方に流していただければ、当然、排水しちゃうので、殆どの液剤は流れていくかなと思います。

コタキ
中の洗浄の所で一番濡らしては、いけない箇所はどこですか?

津田井
ここに関しては別に濡らしても全然問題ありません。洗濯機の部品に関しては、ここに基板があったりするんです。縦型の洗濯機もそうですけども、ほとんどがコーティングをされている基板なので、水濡れしても、ほぼ壊れることはないです。

洗濯機の組み立て

津田井
洗浄が終わりましたら、先程ご説明したようにここに溶接マークがあります。ここにラインを入れていたので、これを合わせると間違いなく同じことにしかならないです。

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バランサーのマークとドラムのマークを合わせる

本当に確認作業は必要なんですが。出来るだけ何度も何度も見ながら、確認するというよりは、間違いの無い方法でやるのが、一番良いかなと思います。このままずっとビスを留めていくと、歪みが生じて最後に合わなくなります。できるだけ対角に締めていくのが、固定するやり方です。今は仮留めです。仮留めなので、締め付けていないです。絶対に位置がずれることはないです。後で締め付ければいいです。

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先ほども言ったように、例えばここをスタート地点にしたら、今度は対角側を締めます。4か所締めたら、歪みはほぼ生じないです。全て締め終わったら、僕の場合はこのまま触診します。そうすると出っ張りが分かるので、あとはもう目視して確認すれば問題無いです。これから洗濯槽のドラム自身をこちらの方に入れます。ちょっと重いので、できるだけ大きな音を立てないように気をつけてください。肘を当てて持つと、意外とそんなに重くはないです。あとこの(ドラムの中)ビス穴ですよね。この穴を合わせていただきます。6か所ということになります。必ずこういうものは手締めしてください。一気に機械で締めないでください。このドラムの洗濯槽自身が重いので、支えていないとこのように首を下げちゃうんですね。だからできるだけ、しっかりと自分の手で、持ち上げながら6本手締めします。

コタキ
一気に締めると変な角度で固定されてしまうんですか?

津田井
そうですね。斜めに締まっていて、片一方は閉まってない状態です。浮いた状態が発生すると、後でこの洗濯槽がガタガタになっちゃうので、手でこうやって全体を締めます。基本はどんな締めるものに関しても、一旦ある程度までは手で締めます。洗濯槽を少し動かしながら締めていくと、手でしっかり奥まで締まるんですね。ここまで締めたら、もう一度、少し洗濯槽を持っていただいきます。最後はインパクトで締めるんですが、トルクアップと言ってトルクがかかりすぎてもいけないので、これくらいのペンインパクトのパワーで十分締まります。あとは最終確認をするのに、ハンドで必ず確認をします。必ず確認してください。しっかり締まってるかというのをしっかり確認ができたら、一度洗濯槽を回してみてください。回り方にばらつきがなければ、しっかり締まってるということになります。
では組み立てていきます。

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カバーを付ける時も少し見ていただくと分かるんですが、このようにまっすぐ入らないですね。 本体は薄い金物でできてるので、このように少し曲がってしまいます。後で組み立てる部分に関しては、少し曲がったぐらいでは問題ないです。片一方に当てながら入れていただきます。どうしても入りにくいっていう場合は、上部にこういう桟があるので、この桟を外すと、より簡単に入ると思います。ただし、広げないと必ず入らないです。抜く時よりも入れる時の方が非常に簡単です。先程も、ホース類をできるだけ外側に向けていた理由は、組み立てる際にケースとケースの間に噛み込んだりしないようにするためです。ここは全て仮留めです。これも先程と同じように、対角には締めていくのですが、とりあえず仮留めなので、全部を一旦締めてしまいます。これで仮留めができたので、本締めはこういうボックスで締められることをお勧めします。どうしてもプラスで締めると、ネジの山が滑ったりします。東芝さんであろうと、どこのメーカーさんでもそうなんですが、水はドラムの下半分に溜まるので、できるだけ先に下を締めてしまいます。少し斜めになるくらいなら大丈夫なので、下を一旦締めてしまいます。上をしっかり締めて、今度は対角に締めていく感じですね。お分かりのように、締まっていくと音が変わります。その感性で締めていただいたら良いかなと思います。あとはできるだけハンドでやるということですね。こうやってハンドで、しっかり全部締まっているかを確認します。必ず確認するということですね。逆手順なので、先ほどの部分のダクトですね。ダクトはできたら、こういうところにボンドないしシール剤を使って、入れて固定する方が水漏れの防止になるので、良いと思います。今度は上ですね。上も同じように組み立てます。ここも同じようにシール剤を付けてさしていただくと良いです。

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こういう形の工具もあったりとかします。
このダクトは、皆さんもうご存じだと思うんですが、これはこの向きに付けます。2023-05-08 14.05.43
しっかりと付けます。この位置ですね。上側は動かないので、ここで良いんですが、下側はどうしてもこれ自身が動くので、例えばこうなると、洗濯機の脇に当たります。ということを考えていただいて、少しずらすと、脇に当たりません。次はフィルターですね。途中で洗って頂いたら、結構です。これも次亜塩素酸ナトリウム系で洗うと殺菌できます。今度はゴムですね。分解したときに分かってるように、こちら側に白いシール剤が入ってます。本来できるだけ水漏れを起こしてはいけないので、先程の白い所には同じようにお風呂用のシール剤でも良いので、防カビのシール剤をこの半分に対して塗っていただくと良いと思います。スプリングが長いので気を付けてください。ここにはめていく感じです。必ず確認のために、少しだけ指で引っ張ってみてください。はまってないときは大体外れるので。目視してOKなら、ここに鉄板を付けていきます。ここはもうここで固定してしまって、先程こう付いていなかったですよね。こういうフックになっているので、バチっとすると位置が出ます。この紐はメンテナンス用で、扉が閉まってしまった時に引っ張ると、開くようになってます。そういう紐なので、例えば隙間などに入ってしまうと、閉めた時にドアの開錠ができないです。これはしっかりとカバーの内側に入るようにお願いします。今度はこのゴムですね。一旦ゴムをまたこうやって出すんですが、ちょうどこういう風になっています。

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こういう感じですね。これで入りましたね。先程のこの1番と書いたやつですね。必ずこの時に、ゴムが外れないことと、少しドラムを揺すった時にどこかに干渉していないか、当たっていないか、しっかりついているなというのを確認した上で次の工程に移ってください。
次は上部パネルですね。構造通り、内側にはめていただきます。前にちょっと押していただくと入ります。見えないんですがこうやって確認すると、ここに穴があるのが分かるので、これで締めていただきます。
次は扉になります。先程も言ったように、ツメを合わせていきます。ちょっと奥にぐっと押す感じですね。そうすると付いちゃいます。この状態で扉を閉めてもらって、必ず全部確認します。指を一本入れて、ロックがしっかりかかってるのか確認してください。ボタンに触ればロックは外れるんですが、指をかけて引っ張っただけでもぽんと外れる時があります。その場合はロックが緩くなってるので、部品が劣化してたりする可能性があります。出来るだけ、このような確認をしてください。一旦はここで組み立てが終わってるんですが、最後に運転をして洗い、すすぎ、脱水のテストをします。なぜ下部パネルを開けてるかというと、ここを蓋してしまうと、水漏れが確認できません。運転してみないと、最終確認ができないです。その時のためにここは開けておきます。動作確認が全て終わった時点で、蓋を閉めていただきます。以上が、分解、組立、洗浄までの工程になります。

動画のまとめ

この動画では、基本の作業の解説に加えて、分解の際に外したビスを正しく管理するコツや組立の際に注意するべき点など、プロが長年の経験に基づき実践している”お客様先で効率よく作業するためのノウハウ”を教えていただきました。
「基礎からドラム式洗濯機の清掃を学びたい」「お客様の作業満足度を上げたい」という方にぴったりの内容です。
技術力向上や社内研修などにお役立てください。

 

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